ラ・ペルル
フランス(オック※一部ミネルヴォワ)
かのロバート・パーカー氏も
「南仏で最も可能性の高いアペラシオン」と絶賛した
石灰岩豊富なACミネルヴォワの地から生み出される
“贅沢なデイリーワイン”
ミネラルと酸による輪郭、美しく熟した果実味
すっきりと洗練された味わいが
食卓を鮮やかに彩る・・・
「ラ・ペルル 」
燦々と降り注ぐ陽光と、地中海からの風が吹き抜ける小高い丘陵の畑
石灰岩豊富なアルジロ・カルケール(粘土石灰質)土壌
ヴァン・ド・ペイとは思えぬミネラルと酸による輪郭を持つワイン
遠くに見えるのは紺碧の地中海、青く澄んだ空から燦々と降り注ぐ眩しい太陽、
淡い緑色の小さな実を輝かせ、涼しげに揺れるアーモンドの木、風に漂うラベンダーの香り…
長閑で美しい南フランスの風景を舞台に造られる「ラ・ペルル」のワイン。
“黒い山”という意味の「モンターニュ・ノワール」の山麓にある所有畑の一部はACミネルヴォワの区画。
丘陵地の多様な日照面や高低差を活かし、品種毎の特性に適した土地を選び植樹することで、品種とテロワール本来の個性が表れたワインが造られる。
気候は、春から秋先までほとんど雨が降らず乾燥した地中海性気候。
夏は暑い陽射しが照り続けるが、地中海から吹く強い風が吹き抜け、気温は高くなりすぎず、木陰に入れば涼しいほど。
この涼しい風によって、ぶどうはよく熟すが、酸もしっかり保たれ、糖度と酸度のバランスの良いぶどうができる。
また、ぶどうの房の周りの風通しの良さが保たれ、病害菌が発生しにくくなるため、極力化学薬品を使用せずにすむ、ビオロジックに近い栽培が可能になる。
さらに、ブルゴーニュ地方と同じ石灰岩の多いアルジロ・カルケール(粘土石灰質)土壌によって、ヴァン・ド・ペイでありながら、
ミネラルと酸による輪郭を持つ、すっきりと洗練されたワインが生まれる。
ヴァン・ド・ペイながら、畑の一部はACミネルヴォワ
ロバート・パーカー氏も「南仏で最も可能性の高いアペラシオン」と評した
ACミネルヴォワを贅沢に格下げして造る“本格派の味わい”
(*ACミネルヴォワを格下げして造るワインは、シラーとムールヴェードルのみ)
白インゲン豆と肉をたっぷりと入れて煮込んだ郷土料理「カスレ」で有名な歴史的城塞都市、カルカッソンヌ(Carcassonne)と
古代ローマの主要都市であったナルボンヌ(Narbonne)の中間、ラングドック地方オード県にある小さな村、アジール(Azille)にワイナリーを構える。
人口わずか1,200人程の小さな村ながら、地中海と大西洋を結ぶ世界遺産の「ミディ運河」が流れ、
近郊には、“白亜のグランド・キャニオン”と称される石灰岩の断崖にあるミネルヴ村がある。
ミネルヴ村は、ACミネルヴォワの中心地で「フランスの最も美しい村のひとつ」として知られる。
圧倒的な自然の雄大さを見せる景色は、約5,000万年前、ブリアン川 (Brian) とセス川 (Cesse) の合流によって刻まれた峡谷で、
主に牡蠣や雲丹などの化石からなる石灰岩質からなる。
この石灰岩豊富な土壌によって、かのロバート・パーカー氏も「南仏で最も可能性の高いアペラシオン」と評する、
南仏最上のワイン「ミネルヴォワ」が生み出される。
そして、この「ラ・ペルル」の畑もACミネルヴォワの一部にあり、シラーとムールヴェードルは、ACミネルヴォワを格下げして造られる贅沢な一本。
ラングドック地方で初めて植樹された「伝説のシラー&ヴィオニエの畑」
2メートルもの高さに仕立てられた「まるで森のような、ソーヴィニヨン・ブランの畑」等…
<全ては究極のデイリーワインを生みだすために>
~ぶどう畑での徹底したこだわり~
品種毎の多彩な味わいや美点、テロワール本来の個性が表れた“究極のデイリーワイン”を生み出すため、栽培には徹底したこだわりを見せる。
中でも畑のポテンシャルの高さから品質の高さが納得できるのが、北ローヌ品種のシラーとヴィオニエ(日本未発売)。
いずれもラングドック地方で初めて植えられたという、最高樹齢のぶどう樹が残る「伝説の畑」。
石灰質が多く、涼しい気候を持つこの地のテロワールのポテンシャルをいち早く見抜き、1969年にシラーを1987年にヴィオニエが植樹された。
当時、シラーは、南フランスの暑い土地では味わいが強すぎ不向きであると考えられていたが、
「ラ・ペルル」の畑は、標高が高く涼しく、石灰質の痩せた土壌にあるため、この地はシラーに好適地であると考えた。
その結果生まれたのが、フレッシュ感があり、果実味と酸のバランスに優れた、エレガントなシラーである。
ヴァン・ド・ペイとは思えぬ、艶やかななめし革の風味、複雑性を与える野性的な肉、黒系スパイスの香りもありシリアス。
「これぞフレンチ・シラー!」とワイン通をも唸らせるような本格派のワインを楽しむことができる。
樹齢の高さと言えば、「ラ・ペルル」の畑で最も古いヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)が残る、ムールヴェードル(日本未発売)の畑。
ACミネルヴォワの区画に植えられ、樹齢70-75年になる。このムールヴェードルのヴァン・ド・ペイも、ACミネルヴォワを贅沢に格下げして造られる。
また、ヴァン・ド・ペイのワインにおいて、暑い南フランスで清々しい酸を持つ美しい白ワインに出逢うのは稀だが、
「ラ・ペルル」は、涼やかな酸とミネラルのアクセントがある、すっきりと爽やかな、上質な白ワインを造ることで定評がある。
とりわけ、ソーヴィニヨン・ブランは、石灰質土壌からくる美しいミネラルを持つ、まさにフランスの美しいソーヴィニヨンを象徴するような味わい。
ニューワールドとは異なる、アロマティックなだけではない、酸やミネラル、フレッシュ・ハーブの清々しく、そして透明感あるエレガントなワイン。
畑は、小川が流れる森の背後の涼しい場所。ぶどうの実の日焼けを防ぎ、トロピカルフルーツの風味が出過ぎて味わいの繊細さが失われないよう、
樹を2メートルもの高さにまで仕立て影を作り、葉を茂らせてぶどうの房に直射日光が当たらないよう、一房一房大切に守る。
一見すると、それぞれの樹が、まるでこんもりとした森のようでもあるが、上質なぶどうを育むために込められた、
ヴィニュロン(ワインの造り手)の情熱と愛情が畑にも満ちている。
Pay d’Oc Merlot
ペイドック・メルロ
品種: メルロー100%
醸造: コンクリートタンクで発酵。
試飲コメント: 紫がかった明るいガーネット。
ブルーベリーやカシスの黒系果実の香りに、
生肉のような動物的なニュアンスも感じられ複雑な印象。
熟れた果実味、優しい酸味と
しっかりとしたタンニンが味わいを引き締め、
全体的にまろやかで心地よい印象。
相性料理: ビーフシチュー、ローストビーフ、
カツオのたたき、鉄火丼
希望小売価格: 1,500円
Pay d’Oc Cabernet Sauvignon
ペイドック・カベルネ・ソーヴィニヨン
品種: カベルネ・ソーヴィニヨン100%
醸造: コンクリートタンクで発酵。
試飲コメント: 紫がかったやや濃いめのガーネット。
ブラックチェリーやブルーベリーの黒系果実と、
針葉樹やユーカリなどカベルネの個性が
はっきりと感じられる香り。
スムーズな第一印象で、
豊かな果実味とバランスのとれた酸味、
しっかりとしたストラクチャーをもつ味わい。
相性料理: Tボーンステーキなど豪快な肉料理
ミートソースのパスタ、牛肉のグリル、フォワグラのソテー
「牡蠣のオイスターソース炒め」
希望小売価格: 1,500円
Pay d’Oc Malbec
ペイドック・マルベック
品種: マルベック100%
醸造: コンクリートタンクで発酵。
試飲コメント: マルベックらしい、ブラックカラントのような
黒系果実味の香りに加え、ブルーベリーや
ラズベリーのような キメ細やかな果実味が
滑らかに広がる。タンニンは完熟して柔らかく、
上品な味わい。 余韻にココアのような
心地よいほろ苦さや、程よいスパイス感もあり、
複雑で深みのある味わいの印象。
相性料理:「ラムチョップのオニオンソース」
「スペアリブのマーマレードの焦し醤油風味」
「仏南西部の羊のハードチーズに、
ブラックチェリーのコンポートを添えて」
希望小売価格: 1,500円
Pay d’Oc Syrah
ペイドック・シラー
品種: シラー100%
醸造: 2つのコンクリートタンクに分け、別々に発酵。
試飲コメント:紫がかった濃いガーネット。
ブラックベリー、ブラックチェリー等
完熟した黒系果実の香りに、
艶やかななめし皮や野性的な生肉の香りも感じられ
非常に複雑でシリアスな印象。
フレッシュ感のある果実味とスマートな酸味、
細かなタンニンがバランスよくまとまった、エレガントシラー。
相性料理: ジンギスカン、鴨肉のロースト
牛の赤ワイン煮込み、シュウマイ
希望小売価格: 1,500円
Pay d’Oc Sauvignon Blanc
ペイドック・ソーヴィニヨン・ブラン
品種: ソーヴィニヨン・ブラン100%
醸造: ステンレスタンクで14℃の低温発酵、
試飲コメント: 全体的にグリーンがかった淡いレモンイエロー。
シトラスや、青リンゴ、フレッシュハーブなど
爽やかな印象。軽やかなアタックと若々しい
果実味と溌剌とした酸味が心地良く、
味わいの後半にやや塩味を伴う
ミネラルを感じることが出来る。
新鮮なサラダや魚介類のカルパッチョと
是非合わせていただきたい辛口白。
相性料理:ハーブを使ったサラダ仕立て、
魚介のカルパッチョなど前菜料理とセビーチェ、サーモンの生春巻き
希望小売価格: 1,500円
Pay d’Oc Rose
ペイドック・ロゼ
品種:グルナッシュ 100%
醸造:一方はルモンタージュを行い、もう一方はピジャージュを行う。MLFは行わない。
試飲コメント: 高級ロゼワインと同じ手法である
「セニエ式」による醸造方法を採用。
葡萄を漬込み、しっかりと葡萄のエキスが
抽出されたジュースをブレンドして造られるため、
ストロベリーやラズベリーの甘酸っぱい
チャーミングな香りに加え、味わいにも
葡萄そのものの素直な美味しさを楽しめる。
柔らかな酸とのバランスも良い、上品な辛口のロゼワイン。
相性料理:「トマトのカプレーゼ 無花果を添えて」「ラタトゥイユ」「韓国風 蒸し豚」「真鯛のアクアパッツア」
希望小売価格: 1,500円