Jules Barret

ジュール・バレ

フランス(ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ)


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世界一の白ワインを生み出すコート・ド・ボーヌ
その全景を見渡す斜面頂上の丘の畑。
かつてはフランス王にも献上された
由緒正しきワインを楽しむ贅沢。
「ジュール・バレ」
 

 

 

 バレ1  バレ2  Rameau de vigne.


モンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュなど偉大な白ワインを産出する「コート・ド・ボーヌ」

その黄金の丘の斜面上部、「オート・コート・ド・ボーヌ」と呼ばれるエリアは標高の高さから

冷涼な気候となり、ワインに綺麗な酸とミネラルを与える。

 

「三銃士」の作者であるアレクサンドル・デュマが「脱帽し、跪いて(ひざまずいて)飲むべし」と称したモンラッシェや

コルトン・シャルルマーニュなどの偉大なるグラン・クリュを擁する丘「コート・ド・ボーヌ」。

その愛好家垂涎の丘の斜面上部にあたる地区が「オート(“高い”の意)・コート・ド・ボーヌ」と呼ばれます。

 

「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」で構成される黄金丘陵「コート・ドール」の全体の畑よりも平均で100m程度標高が高い(350-450m)このエリア。

コート・ドール同様に泥灰土を含んだアルジロカリケール(粘土石灰質)土壌を持つだけでなく、

冷たい風が谷間を縫って吹き、生育期の日の出は他のコート・ド・ボーヌの村と比べても2時間ほど遅く涼しい。

そのため葡萄に綺麗な酸とミネラルを残し、ワインにストラクチャーと長い余韻を与えます。

 

■赤ワイン

古くからピノ・ノワールが多く植えられ(赤は全体の70%ほど)、素晴らしい品質の赤ワインを産出してきた「オート・コート・ド・ボーヌ」。

そのワインの歴史は非常に古く、西暦761年に畑が教会に献じられた記録も残り、1180年のフィリップ・オーギュスト1世の戴冠式にもワインが使われるなど、

ポマールやヴォルネイ同様に王侯貴族達にこぞって求められ、地下蔵に収められていました。

 

ワインの特徴はとても色づきがよく、若いうちは新鮮な果実味の香りと味わいが顕著に現れ、

4-5年寝かせると、香りは落ち着き、タンニンや腰の堅さも和らいでいきます。

総じてコート・ドールよりもストラクチャーや骨格に富む、良い意味でのミネラルの“堅さ”を感じられるワインになります。

 

■白ワイン

世界で最も有名な葡萄品種であるシャルドネ。そのシャルドネを豊かな表現力でテロワールを引き出す銘醸地で、土壌は「アルジロカリケール」と呼ばれる、石灰岩と粘土が混ざる土壌。

 

伝統的な醸造方法を用いて、収穫後、葡萄は新鮮なうちに空気圧プレスで圧搾。低温下にて48時間のスキンコンタクトを行い、香りを維持するため16-20度に温度管理されたステンレスタンクで発酵。

 

ワインの一部はオーク樽へ移され、そのまま熟成。残りのワインは澱とともに8-16ヶ月間のシュール・リー。定期的にバトナージュを行うことで、ワインに深みと複雑さが加わります。

 

   バレ4  バレ5  バレ6   バレ7

 

「良いワイン造りは良い畑仕事が全て」というベジョット氏の哲学のもと生み出される

テロワールの個性を反映した伝統的なチャーミングで親しみやすいブルゴーニュの味わい。

 

 

「良いワイン造りは良い畑仕事が全て」とシンプルに語るのは寡黙なジュール・バレの造り手、ベジョット氏。

日々の大半を畑の中で過ごし、口数は少なくとも黙々と畑仕事に勤しむ様はまさに生粋の職人。

 

醸造は温度管理の徹底したステンレスタンクで3週間発酵します。

低温浸漬を8-9度の低温で行い、発酵は30度前後で行います。

熟成は70%をステンレスタンクで、30%を樽(その内、全体の25%は新樽使用)。で8か月熟成。

 

ワインは、チェリーやラズベリーの香りを特徴とする非常にチャーミングで親しみやすく、古くから人々に愛され受け継がれてきた、

ボーヌ地方の赤ワインの本来の味わいとなります。

高い標高による冷涼な気候がワインにもたらす綺麗な酸とミネラルは、日常のお料理との相性も抜群です。

 

著名なコート・ドールのワインと比べても、リーズナブルにコート・ドールのワインの素晴らしさを楽しめるとして近年愛好家達の中でもとても注目を集めています。 

 

                      

 

Bourgogne Hautes Cotes de Beaune Rouge                               

ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ

 

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品種: ピノ・ノワール100%                                             

醸造: 8℃の低温浸漬後、約3週間かけてステンレスタンクで発酵。30%は樽(うち25%は新樽)、70%をステンレスタンクで8-16ヶ月間熟成し、MLFを行う。                        

試飲コメント:  若々しいチェリーレッド。

ラズベリーやダークチェリー、ブラックカラントの香りが印象的で、甘草のようなスパイスの香りも漂う。

アタックにイキイキとした酸味が感じられ、よく熟した果実味を心地よい渋さとホロ苦さが引き締める。

14-16℃前後が適温。                                     

相性料理:すき焼きやビーフシチュー、スペアリブなどの肉料理と相性抜群。

                                                                                                             

希望小売価格: 3,800円                                        

 

 

Bourgogne Chardonnay 

ブルゴーニュ・シャルドネ

 

 ジュール・バレ・オークド・シャルドネ

 

品種:シャルドネ100%

醸造:
伝統的な醸造方法。収穫後、葡萄は新鮮なうちに空気圧プレスで圧搾。低温下にて48時間のスキンコンタクトを行い、香りを維持するため16-20度に温度管理されたステンレスタンクで発酵。

ワインの一部はオーク樽へ移され、そのまま熟成。残りのワインは澱とともに8-16ヶ月間のシュール・リー。ワインに深みと複雑さを加えるため、定期的にバトナージュを行う。                        

 

試飲コメント:  透明感と輝きがあるイエロー。

白い花やライムのようなフレッシュでエレガントな香りに、樽熟成によって生まれるヘーゼルナッツのような香りが層をなす。
バランスがよく、澄んだ美しい酸味と豊かな果実味があり、滑らかな味わい。全体的にふっくらとした厚みを感じる白ワイン。                            

相性料理:シーフードグラタンや、白身魚のムニエル等シーフードを使った料理がおすすめ。お肉も白身肉(チキン、ポーク)のホワイトシチューなどによく合う。また、ふわふわ、サクサクとした食感の天ぷら、鶏の味わいを引き出す水炊きなど和食とも相性抜群。

                                                                                                             

希望小売価格: 3,800円